2024年8月3日(土)城西大学附属城西中学高等学校(東京都豊島区/共学校)にて10:00~17:00で開催され、複数の学校から中高生が参加。協栄産業株式会社による企業探究ワークショップ、「多様性」「VR」「食と健康」をテーマにしたセレクト型ワークショップ、中高生プロジェクト発表(希望制)を実施。また、ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社による小学生対象ワークショップ「レモン教室」が同時開催。参加した中学受験を考えている小学生親子は、中高生プロジェクト発表を見学。充実した探究学習イベントとなりました。
学校・学年を越えた仲間とキックオフ!
開会式では、1日グループ活動で共にする学校・学年を越えた仲間たちとのチームづくり。
まず、グループ単位で自己紹介。自分の得意なこと、プロジェクトや部活動、課外活動などの取り組みを共有し、新たな発見を得るスタートとなりました。アイスブブレイクとして、ペーパータワーを実施。チーム内での作戦会議後、どこのチームが高いタワーを作成できるか競いました。チームメンバー間の信頼関係や協力体制が向上、全員が一体感を持って活動できるようになりました。
ミライへの提案!
元なでしこリーグの女子サッカー選手で、現在は「男性」として生き、「ジェンダリスト」おして活動するトランスジェンダー3人組のグループ「ミュータントウェーブ」が自身の経験を通じて、性の多様性や尊重について話してくださいました。参加した生徒は、ジェンダーについて一緒に考えました。
【アルファコード】
VR・メタバース体験
最新のVR技術を使い、旅行・災害・認知症など様々な場面を体験。VRだからこそできる現実では味わうことができない没入型体験から未来を考えました。
VRの活用により、世界旅行や災害の対策など我々の生活をより豊かにできることがわかりました。
【ポッカサッポロ】
食と健康
「食と健康」をテーマに、企業としての責任や取り組み、商品ができるまでのお話から、レモンの効果を利用した化学実験も実施。探究ワークでは、生徒達からポッカサッポロへ新商品の提案も出てくるほど、深く楽しく学ぶことができました。
レモンの可能性と1つを深く探究する楽しさに気づきました。
レモンには自分が思った以上の素晴らしい成分がたくさんあったことを学びました。
大きなビジョンを達成するためにたくさんの人が関わっているため、人とのコミュニケーションがとても重要である。また、協働する全ての人に寄り添いながら事業をすることは会社の発展だけでなく、地域に良い影響を与えることを学びました。
デジタルテクロノジーで社会課題を解決する!
半導体・FA(産業ロボット等)事業やシステム開発事業を中心に展開している 協栄産業株式会社から学びました。
自動で動き、人々と一緒に働くことができる協働運搬ロボット「サウザー」の説明と実演から、技術革新と社会課題の解決について考えました。
ロボットは使い方次第で人の手を助け、1つのロボットも使い方が多様にあると思いました。
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社
中高生プロジェクト発表
(テーマ)
□地域の活性化~子ども食堂の活用と発展~
□福島のミライ
□微生物燃料電池と植物の可能性
□座学の英語ではなく遊んで学べる体験を聞く
中高生プロジェクト発表
(テーマ)
□親の負担を軽くしたい!~子供が着たい服をつくる!!~
□フードロスをなくしたい!捨てる部分を水耕栽培で復活!?
□生徒が主催する説明会!
文理ファンをふやしたい文理広報委員会とは?
□親と子の絆を言葉で強くしたい!メッセージカードをつくる!
□広島スタディツアー
□不登校の生徒を学校に来るきっかけを演劇の体験会でつくりたい!
1日を振り返り、未来につなげる!
閉会式では、1日の講評を企業の方々や学校の先生よりいただきました。最後に、城西大学附属城西中学高等学校校長の神杉旨宣先生よりご挨拶と生徒たちに向けて、探究学習の意義や自分たちの活動を他の人に伝えようとする「言葉」に宿る力のお話がありました。また、未来を担う中高生へのエールと共に大人の自分ももっと探究し続けようと思いますと熱いメッセージで会を締め括って頂きました。
☑自分にはない考えを知る事で新しい発見をすることができました。
☑他校、他学年の人と関わる良い機会で、さまざまな学びを深めることができました。
☑非常にレベルの高い探究活動が多く、刺激になりました。
☑今回学んだ考え方やプレゼン方法を、今後の自分のプロジェクトにも活用していきたい。